暇人ニートの杞憂な日常

夢の島

黒歴史の最終処分場。

【バンドリ小説版】今のPoppin’Partyは二代目? 初期のポピパを読み解いてみる。

今回のテーマはバンドリ!

 

最近、友達にバンドリという音ゲーを勧められました。

自分はそういう誘いはいままで軽く受け流してきたのですが、

 

気まぐれでやってみたらこれがまた面白いんだ。

アニメ界隈にそれなりの情報網を張っている自分はバンドリは

 

「きらきら星を約六分間ループし続けるクソアニメ」という風に聞いていたのだが、

ゲームに感化されてアニメを視聴してみたら、普通に面白くて感動しました。

 

(まぁきらきら星ループは確かにきつかったけど。。。)

そんな感じで、すっかりバンドリと市ヶ谷有咲のとりこになってしまった僕は、

 

もっとバンドリに触れられる媒体はないのかとネットを漁りまくりました。

そうして見つけたのが、バンドリプロジェクトの原点である漫画、

 

Bang_Dream!~星の鼓動(スタービート)編~

と、そのノベライズ版であるBang_Dream!(小説版)でした。

 

この漫画版と小説版では、おもにPoppin’Partyのメンバーが主役であるという点では

アニメと変わらないのですが、ストーリーやキャラクターに大きな違いがあります。

 

今ガルパ(バンドリのスマホ音ゲー)を遊んでる人にこそ、この話を読んでほしいと

思っています。

 

↓小説版の表紙(amazonより。キャラクターは戸山香澄。この時点でもう今とだいぶ違う)

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それではキャラとあらすじをネタバレしない程度に紹介したいと思います。

ちなみに、この小説はプロジェクト原案の中村航さんの書下ろしです。

 

中村航さんといえばバンドリの曲の制作も担当してる方ですね。

 

 

あらすじ

大好きだった歌をバカにされてから、自分を表に出せなくなってしまった引っ込み思案な高校1年生・戸山香澄。憂鬱な日々を過ごす彼女が運命に導かれ、ギターや仲間たちと出会い、音楽(キズナ)を紡いでいく!(amazonの商品紹介より引用)

 

これがあらすじ。香澄が引っ込み思案という、今の姿からは想像できない性格ですね。

それではキャラを紹介しましょう。

 

 

戸山香澄(15)、高校生。

 

さいころに星の鼓動を聞くというところは同じ。

その後、小学生の下校中に大好きな歌を歌っていたところをクラスの男子に

 

「カワカラ」(理由は川の近くで歌っていたから)と馬鹿にされ、それ以来人前でうまく自分を表現できずに

引っ込み思案な性格に。

 

高校の通学中は音楽をかけてないイヤホンをつけることで世界から自分を隔離

 し、空気のように高校生活を送っていた。

今と真反対のバリバリの陰キャですね。

 

基本的に初期のポピパは大体非リアです。

↓電撃マガジンより戸山香澄(全体図)

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楽器は変わらずランダムスターで、ギターを持つとテンションが豹変するという

こち亀の本田みたいな設定です。ギターを持った時のテンションは今の戸山香澄

 

みたいな感じです。

 

学校へ行く途中、下を向いて歩いていたら道路に星型のシールと一緒に矢印が貼ってあるのを見つけます。そうしてたどり着いた先にランダムスターと流星堂があり、

 

そこで最初のバンドメンバー、市ヶ谷有咲に出会います。

 

市ヶ谷有咲(15)、引きこもりの高校生。

 

ランダムスターの所有者で、流星堂を切り盛りする。

好きなものはゲーム。蔵の中にあったレトロゲームを愛好していた。

 

今の有咲の趣味である盆栽のぼの字もないですね。

性格は今の有咲からツンデレ要素を抜いた感じ。香澄のことを「かすみん」と

呼んでたりする。

 

ちなみに、こっちの有咲は父の描写が明確にされており、蔵とその中にあったレトロゲー、およびランダムスターは父の遺品という設定。

 

 

↓こちらも電撃マガジンから引用した市ヶ谷有咲全体図。

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自主休校とかではなく、完全に学校に行ってないガチな引きこもり。

でも勉強ができる設定は共通。

リアル育成ゲームと称して香澄にギターを教える。

 

その後自分も物語(パーティ)に加わりたくなったといって、レトロゲームを売って

キーボードを購入、バンドに加入します。

 

ちなみにPoppin’Partyのパーティーは、この場面でのパーティ(ゲームで使う用語)

が源流です。

 

 

牛込りみ(15)、忍者兼ベーシスト兼高校生。

 

字面がもうパワーワードですね。多分この子が今と比べて一番変わった子

なんじゃないかと思います。

 

関西出身という設定は同じ。中学生のころに、実家の近くにあったライブハウスに入り浸っていて、

そこの常連だった「ザ・ニンジャ」というバンドが大好きでした。

 

特に低音で仲間を支えるベースにあこがれていました。

そうしてベース極めることを誓い上京。

 

・・・と、いうところまではまだ普通の女の子。

 

↓またまた電撃マガジンより全体図。

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この画像を見てもらって分かる通り、なぜか裸足。

そしてなぜか忍者の修行をして、気配を消すことが出来る(ただ地味なだけ)

 

香澄を師匠と呼んだり、生活費の半年分をベースの購入費に充ててしまい金欠なため、

学校に炊飯器を持ってきて米を炊き、それをおにぎりにして校内で販売し、小銭を

 

稼いで生活費の足しにしているというトンデモ少女。

 

私の心ははチョココロネじゃなかったのか。。。

和のテイストが激しい子です。

 

 

花園たえ(15)、コミュ障な高校生。

 

エレキギター担当の花園ランドの主。なおこっちのたえはアコギしかやったことがなかった。

学校の屋上で弾き語りをしてるところを香澄たちが目撃、突撃を試みるがものすごい速さで逃亡されました。

 

「~っす」という言葉が語尾に付いたり、「自分不器用なんで・・・」という

言葉が口癖だったり・・・高倉健かお前は。

 

公園では小学生の子供らに囲まれて弾き語りをしていて、その中に香澄たちが

探していた「Yes! BanG_Dream!」のリズムが。

 

↓またまたまた電撃マガジンより全体図。

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彼女は幼いころにギターを講演で弾く神(オッサン)に出会います。

神はリクエストした曲を何でもギターで弾いてくれましたが、

 

ある日自分は西に行くと言いました。

泣きじゃくっていたたえに神は一枚の譜面を書いて渡してくれました。

 

「これが弾けるようになった時、お前は夢に出会うだろう」と言い残して。

それが「Yes! BanG_Dream!」の譜面でした。

 

あ、言い忘れてたんですがこの物語では香澄以外の四人は何らかの形で「BanG_Dream!」という言葉と出会っています。

 

有咲は蔵で見つけた父の遺品のノートの中で、りみは通っていたライブハウスで、

たえは神がくれた譜面で、です。

 

今でこそバンドリってただのブランド名になっていますけど、この物語では

「BanG_Dream!」という言葉が一つのキーワードになっています。

 

この言葉に導かれるようにしてバンドメンバーが集まっていくんですけど、

まぁ詳しくは小説を読むなりしてください。

 

山吹沙綾(15)、三刀流ドラマー、高校生。

 

ご存知山吹ベーカリーの沙綾ちゃんですね。アニメで香澄が最初に友達に

なったのも彼女です。

 

こっちではヤマブキパンというお店の娘で、香澄たちと同じ高校に通ってはいるのですが、

終盤になるまで全く接点はありません。

 

彼女は早くに母を亡くし、父も自堕落な生活を送っているので昼間は自宅でパン屋を

切り盛りし、夜間高校に行っているのです。

 

その夜間高校での席が昼間の香澄の席のため、机の落書きで香澄と文通している。

という感じです。

 

↓沙綾だけ電撃マガジンに全体図がなかったのでこれだけ別のところから。出典は不明ですすみません。

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ちなみに三刀流ドラマーとは銘打っているものの、三本のスティックでどう

ドラムを演奏するのかは分かりません。

 

そういえば今やってるガルパピコのポピパ回で、沙綾が三本スティックで

ドラムをやるというシーンがありましたけど、それの元ネタは多分こっちの

 

沙綾です。コアなファンしか気づかないような小ネタですね。

ちなみに彼女も直接的ではありませんが「BanG_Dream!」の言葉に

導かれています。

 

 

いかがでしたでしょうか。

今とはまた違ったバンドリを知ってみて、興味がわいてきたのではないでしょうか。

 

まだまだ語りたいことはたくさんあるのですが・・・(BanG_Dream!の言葉の裏にある物語だとかスタービートの誕生秘話とか)

 

これを読んだ後にポピパの曲を聞いてみると、また色々意味合いが違って聞こえるので

それも面白いです。

 

まぁこれ以上はマジでネタバレになってしまうので、知りたい方は各自コミック買うなり小説読むなりしてください。

 

ちなみに小説は案外簡単に手に入りますが、漫画版はブシロードの公式ショップで

資料集と一緒に2500円くらいで販売してるので少しハードルが高いかなと。

 

「彼女たちが彼女たちになる前のお話」・・・

是非皆さんも読んで、バンドリのさらなる深みに嵌ってください。

 

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